文章を書くのが苦手で嫌い。
なんとかしたいと思うことありませんか。
そこで文章の組み立て方や、文章構成がわかるようになる一冊の本を紹介します。
文章が書けるようになると、今までのストレスが減りますし、かけていた時間も短くできます。
ナタリーというwebメディアの編集長を勤めた方が、今までの雑誌編集や出版などのプロの現場でつちかった文章の書き方を教えてくれる良本です。
報告書や自分の文章を、最後まで読んでもらえるようになる
書く時間も読む時間も短縮できるので、空いた時間を有効に使えるようになる
私も仕事で報告書を書いていた時は、書きたいことがまとまらずに無駄に長い文章を書いていました。
書き方がわからないから時間もかかりましたし、報告書を書くことが大嫌いでした。
今はこうしてブログを書くのにとても参考にしています。
文章の最後をどうまとめるかや、句読点の「、」や「。」の使い方まで書かれています。
私のブログもこの方法を知らなかった最初の頃より、だいぶまとまってきました。
もくじ
最初の書き出しからしてわからない

何から書こうか迷いながらとりあえず始めても、最後までダラダラただ長いだけの文章になりがちです。
最終的に、伝えたいことが伝わらないということを避けることができます。
編集長目線がわかる

報告書などの文章やブログ記事の構成、組み立て方をこの本で教えてくれます。
普通の文章と、編集長目線で直した文章とを比較した例文が多く、修正された文章のわかりやすさは一目瞭然です。
また文章を書いていると、文末や締め言葉で上手くまとまらないことも多くあります。
これも例文を参考にして、文章がリズム良くまとまるようになります。
忘れていた文章の基本を思い出した

本文にある例文の中で、私が印象に残った箇所をひとつ紹介します。
文章の核になる主語と述語、目的語をはっきり掴み取るというものです。
❌ 彼女が「旅行に行くからお土産を買ってくるね」と言ったので、楽しみにしています。
⭕️ 彼女に「旅行に行くからお土産を買ってくるね」と言われたので、楽しみにしています。
新しい文章力の教室 CHAPTER 2-22 主語と述語を意識しながら構造に還元して読む
最初の文章だと彼女が楽しみにしているのか、私が楽しみにしているのか、誰が主語かわかりません。
「楽しみにしています」の前には「私」が省略されているはずですが、前半部分も主語を「私」にしたことで、とても読みやすい文章になっています。
自分が報告書を書いている時も、例文と同じように誰が主語の文章なのか、わからなくなることがありました。
それを読んだ上司と、再確認の連絡を何往復もするということも多々ありました。
自分が報告書を提出してもらう立場になっても、誰が何を主張したいのかわからない文章が提出されると、書いた後輩との書き直しのやりとりが続くこともあります。
どこをどうすれば読みやすい文章になるのか、例文が多くてとてもわかりやすいです。
仕事での報告書やレポートにも応用できる

この本はWEBメディアで使われている、手法や例文が多く取り扱われています。
しかしライターとしての経験やもともと雑誌の編集を仕事としていた、プロの文章力を知ることができます。
小説家や作家とはまた違った文章のプロの手法を、自分に取り入れて応用していくことで、自分の仕事に必ず活かすことができます。
文章のプロに教わることができる本

報告書は時間がかかって苦手だし嫌い。
もしくはどうやって書いたらいいかわからないと悩んでいたら、この本を一度読んでみることをおすすめします。
ただただ文字を連ねていた文章が、上手くまとまるようなります。
それだけではなく書きたいことや言いたいと考えていたことが、自分の頭の中で整理もされるので一石二鳥です。
文章がかけるようになるだけではない
報告書を書くのに時間がかかるということは、もう一方を見れば読む側の時間を奪うことにもなります。
書く側も読む側も、報告書の作成にかかる時間を短くできれば、空いた時間を他の有意義なことに使うことができるようになります。
自分に報告書を任された時に「〇〇さんの報告書出来上がるの、あと何時間もかかる」と思われないためにも、プロの文章力を身に付けるのはいかがでしょうか。
仕事で報告書がうまく書けない。
書いているうちに何が言いたいのかわからなくなる。
もともと文章を書くのが苦手で時間がかかるんだよね。